【KISS 〜light〜】
 

illust ameko   novel kokemomo 

  
お正月。
宴会好きな天道家では、いつも以上にお酒が入る。
それは元旦だけでは飽き足らず、毎晩何かと飲んでるお父さん達。

・・・ううん、ここにも1人。

たくさん付き合わされたのね。
そんなにお酒には強くないのに、お父さん達のペースに
巻き込まれたんだわ。

「ちょっと休ませてくれ。」

そう言って、私の部屋へ避難してきた許嫁。
ベッドに腰掛けて、そのまま壁にもたれて休む乱馬。

・・・眠っちゃったのかな?

読みかけの本を机の上に置いて、そっと彼の傍に寄る。
ベッドが少しギシッて揺れた。
そんな微かな音に反応して、ゆっくりと目を開けていく。

うつろな目・・・。
ちゃんと見えてる?
目の前で手を降ってみた。

揺れる掌にはまるで感心のないように、
どこを見ているのか1点に視線を固めている。

・・・だめだ。ボーっとしたままね。
ほっぺたをペチペチと叩いて、彼に呼び掛けた。

「乱馬、お水持ってこようか?
ちゃんと前、見えてないでしょ??」

顔を上げて、私を見る。
目はうつろだけど、そらす事なく見つめられて・・・。



「見えてるさ・・・。」

・・・何が?

「ちゃんと、目の前・・・。」

私の手?

「あかねの事・・・、ずっと見てるよ・・・。」



手が私に触れた。
目はそのまま私を捕らえてる。
いつもの恥ずかしがり屋な乱馬は出てこない。
お酒がすべてを溶かしてしまって、本音の乱馬だけを
残してしまったような・・・。

引き寄せられて、目の前に彼を感じた時、
周りの景色が淡い色へと変わった気がした・・・。

 

 

「路地裏劇場」の飴子サマから頂きました。すっごく甘いシーンを切り取ったかのような素敵なイラスト!! 見た瞬間、キャーvvと叫んでしまい、気がつけば私の駄文がくっついてしまいました・・・(汗) お酒は20歳を越えてからv 壁にもたれて引き寄せる姿にまさしく本音の瞬間が見れた感じ!なんだかポスターみたいな構成にただただウットリですv
そして別バージョンもあったりしてーv そちらには乱馬くん視点の私の駄文が・・・あわわ
文はともかく、違った雰囲気となったイラスト必見! コチラからどうぞ!→ KISS 〜monotone〜

淡くて、甘いイラストv 飴子サマ、ありがとうございました!

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