【'03年賀状 by seaサマ】
 

 

  
始まりはスクープ





大晦日…いつもどんちゃん騒ぎの中心にいる、妖怪&親父組はすっかり酔っ払い、寝静まっていた。
にも関わらず、天道家の居間は賑わっていた。
それは、大介、ひろし、ゆか、さゆりといったいつもの悪友メンバーが、揃ってそこでTVの紅白を見ていたからであった。
高校生活も最後という事で、皆で受験祈願も兼ねて初詣でに行く事になったのだが、決まったのはついさっき。
提案した本人達はすっかり支度して来たものの、乱馬もあかねも何も用意していない所に、急に訪ねてきたもんだから、悪友メンバーは紅白を見て2人の支度が出来上がるのを待っていた。

急な訪問から1時間。
紅白も終盤になり、興味が薄れてくると、暇を持て余して来る4人。
「遅いわねー2人共…。」
「そうね…。」
この場所には4人しかいない。
親父組はすっかり寝ているし、のどかとかすみは、あかねの着物の着付けを手伝っている。
乱馬は当然(?)、上にいる…と、そんな状況下になると、2人の話題は格好の材料となる。
「ねぇねぇ…そう言えば最近の2人の雰囲気イイカンジじゃない?」
「そうなのよ!クリスマス以来だと思うんだけど…大介何か知ってる?」
「乱馬のヤツ、何も教えてくれないからな…ま、いつもの事だけど。」
「何かあったんだろうか…んーー。」
腕組みをして、首を傾げる4人。
「「「「んーーーー………………」」」」



「そんな事考えてるなんて…あんた達暇そうね…。」
考えてもどうせ判らない様な、想像を4人で巡らせていた所、なびきが通りかかった。
「なびきお姉さん…。あの、あかね達まだですか?」
「もう降りてくるわよ。もうちょっと待ってて。」
なびきは、そう言って素通りしようとしたが、何か思い出した様に立ち止まった。
「あ、あんた達暇なら、面白いモノ見せてあげようか?」
なびきはにやりと笑った。
「金取るんですよね?」
ひろしが一番に口を開いたが、悪友達は皆、なびきの表情からそう理解していた。
悪友達も、なびきの性格は判っている。
「やーねー先に言われたわ…でも出して損はない見せ物だと思うわよ?何せあの2人の大スクープだから!」
「「「「えっ!?」」」」
大スクープ…そう言われたら気にならないハズはない。
「幾らですか?」
大介は一番に乗った。
「そうね…2人とお友達価格って事で300円!」
「300円か…俺出します!」
「じゃーあたしもっ!」
高いような安いような微妙な値段にダマされ、結局4人共お金を払った。
「まいど〜。これ関係者の為だけの特別なモノだから」
なびきはそう言うと、4人にカードらしき物を渡した。




「よー待たせたな…」「皆ごめんね…」
2人が揃って居間に来た時…

「「きゃーっ!!!」」
「「おーっっ!!!」」

大変な歓声が湧き起こったかと思うと、大騒ぎしていた。
「な、なんだぁ!?」
「どうしたの!?一体?」
乱馬とあかねがその異様な光景にボーゼンとしているのを余所に、なびきは悪友達に向かって言った。
「あ、それ、他に渡しちゃ駄目よ?他には千円で売るから。万一コピーでもして広めたら、著作権で訴えるからね♪」
「「「「はーーーーい!」」」」
2人に判らない世界で盛り上がる人々。
そこへ乱馬とあかねの傍になびきが近付いてきた。
「あ、あかねに乱馬くん、やっと来たのね!あんたたちはモデル代としてタダであげるから〜。」
丁度その時、時計が0時を示した。
「A Happy New Year!!」
そう言うとなびきは、カードを乱馬とあかね、それぞれに渡して去って行った。
「何だ?なびきのヤツ……っておめぇらも何なんだ?」
さっきまで大騒ぎしていた悪友達は、今度は2人がどんな反応をするか、という好奇心いっぱいで見ていた。



その後の騒動は言うまでもない。
そのカードを見れば何が起こったのかはすぐに判るであろうから……。



「sea Side」のseaサマから頂きました。年の瀬、ゆっくり過ごせる・・・訳もなくv いつでも2人の周りはにぎやかですよね!家族と宴会大晦日を迎えた後は友達(悪友)と一緒に初詣。あわただしい新年を予感させるなびきお姉ちゃんの手作りカードは私もゼヒ購入したいーっ!!きゃーっvv 貴重なシーンを激写して見事なカードに作り上げたなびきお姉ちゃんに乾杯!(笑
seaサマ、ありがとうございました!

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