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時計に目をやると、もう午前2時。
「眠れない……」
布団に入って早3時間。何度も寝返りをうったりしているけど、一向に寝付けなかった。
原因は判ってる。アイツのせい。
修行に出たっきり帰ってこないアイツ。連絡も無いまま、帰宅予定日より5日が過ぎようとしていた。
修行慣れしているとはいえ、予定が遅れれば遅れるほど、あたしが心配になる事をアイツは知らない。
いつもそう…こうやってあたしの心を掻き乱すアイツ。
「はぁ…」
あたしは深い溜息をつくと、ベッドから起き上がった。
「何か飲めば落ち着くかなぁ……。」
静かにドアを開けると、階段を降り、居間へ向かった。
−カタン…
「えっ!?」
居間へ入ろうとしたその時、真っ暗闇の中から物音がした。誰も起きていないハズなのに人のいる気配。あたしは用心しながら、その物音の正体を暴こうと、そっと覗いた。
暗闇とはいえ、大体中の状況は判る。
人影が、居間…というより台所で、ごそごそしているのが伺える。
「あれっ?」
暗闇に慣れた目に映し出されたのは、すらっとした体格に、見覚えのあるおさげ髪。
"まさか……!?"
あたしは驚き、すぐさま居間に入ると電気をつけた。
「へ!?」
急についた電気に、驚いた様子を見せ、振り返ったその人物。それは、あたしが待ち焦がれていたアイツだった。
「んだよー、あかねか…。ったく脅かすなよ…。」
「乱馬……いつの間に帰って……?」
「いつって、今さっき帰ったところだぜ。」
そう言いながら、台所からあたしのいる居間までやって来た乱馬。
"今回も無事帰って来てくれた…"
あたしは元気そうな姿に安堵した。
それにしても、一言「今日帰る。」って言ってくれても罰は当らないのに。
その一言があれば、あたしはあんなに不安にならないというのに…。
「な、何だよ…。」
そんな事を考えていると、無意識のうちに、じっと乱馬を見つめていた。
「えっ!?べ、別にっ…。」
我に返ると、あたしは慌てて返事をした。
その返事の様子に何かを察知したのか、乱馬は悪戯っぽい笑みを浮かべると、
「ん?あかねちゃ〜ん…もしかして、久しぶりに会った俺の姿に見惚れていたのかな〜?」
とあたしの気持ちなんか知る由も無い乱馬は、帰宅が遅れても少しも気にする様子も無く、からかい口調で言ってきた。
そうなれば、あたしの行動はいつもと一緒になってしまう。
「ばっ、馬鹿じゃないの?自惚れないでよねっ。あんたみたいな変態に見惚れるもんですかっ。」
「おめー……"うん。乱馬、おかえりっ"って位言えねぇのかよ?久しぶりに会ってもやっぱ可愛くねぇな。」
あたしがそんな事出来ないと判っていながら、"おかえりっ"とぶりっ子を装い言う乱馬。
全く……あたしの心、乱馬知らずだわっ!!
乱馬の言葉に、姿にむっとなり、気持ちは昂ぶる。
「何でそこで"うん"って肯定しなきゃならないのよ!可愛くなくて結構よっ。じゃあねっ。」
帰って来た早々あたしをからかい、可愛くないだなんて……。心配して損したっ!!
久しぶりに会っても、こんな状況にしかなれない事に怒りを感じ、あたしは部屋に戻ろうとした。
とその時、
ぐぅぅぅぅぅ〜〜
居間いっぱいに乱馬のお腹の音が広がった。思わず振り返ると、乱馬は真っ赤になって立っていた。
喧嘩には似つかわしくない空気が流れる。
「な、何だよっ!しょ、しょうがねぇんだっ!今日ほとんど食わずにいたから。」
あたしが唖然とその姿を眺めていたせいか、聞いてもいないのに、乱馬は言い訳している。
そう言えばさっき台所で何か探しているみたいだったけど……それにしてもスゴイ音。
余りにも恥ずかしかったのか、真っ赤になって必死に言う乱馬。その姿が可愛くて、あたしは怒っていたハズなのに、堪えきれず笑ってしまった。
「ぷっ…あはははははっ!」
「わ、笑うなよっ!」
「だって…すっごい音!!やっぱりあんたも相変わらず、食い意地張ってんのね!あははっ!」
可愛くて笑った…あたしに対して可愛くないと言う乱馬にそんな事言うの悔しくて、あたしはやっぱりと食い意地を強調し、ここぞとばかりに言い返した。
すると乱馬は「ちぇっ!」と拗ねた仕草を見せ、台所の方へ行ってしまった。
それにしてもあたしって単純……。乱馬のお腹の音のせいで、今まであった怒りはすっかり消されてしまった。
「何かねぇかな〜。」
台所を物色する乱馬を、あたしは後ろで眺めていた。
こういう時、あたしが手料理でも振舞えれば良いんだけど……判ってる自分の実力は。自分で認めるのはイヤだけど、修行帰りの体にムチ打つ様な事は出来ない。ちょっとした料理にも、未だに命がけの様に食べる乱馬。そういった乱馬の姿は、あたしの料理が余り成長出来ていない事を物語っている。
でも……これ位なら出来る。
「ご飯は無いけど、お茶でも入れる?」
「ねぇのか!?」
「今日帰る事言わないからでしょ?自業自得よ。」
この世の終わりの様にがっかりしている乱馬。あたしは再び吹き出しそうになった。が、
「ぐっ…。ちぇっ仕方ねーお茶でいっか。あかねでもお茶なら大丈夫だろ……。」
と聞き捨てならない言葉が耳に入り、睨みつけた。
ぼそっと言ってるけど、丸聞こえ。判っているけど、はっきり言われると悔しい。
「何か言った!?」
「い…いえ。」
あたしの睨みが効いたのか、乱馬はそう言うとあたしに任せて居間に座った。
やかんに水を入れ、コンロに火をつけた。
「紅茶とかコーヒーもあるけど…お茶でいいよね?」
念の為確認し、お茶の葉を出そうと戸棚に手を伸ばすと、
「…っと待てあかね。」
何か思い出した様に、乱馬はまだ自分の部屋に片付けてなかったリュックを物色しだした。
「どこいったっけ…おっ…」
そう言うと台所へ来て、あたしにピンクのカワイイ小袋を差し出した。
「これ修行先で出会った人に貰ったんだよ。これ入れてくれよ。」
それは紅茶のパックらしく、表には"クランベリー"と書いてある。
「クランベリー…」
「あーなんか、イチゴみたいなヤツらしいぜ…つるこけももっても言うんだと。」
「え!?クランベリーとこけももって一緒なんだ…。」
互いにジャムや、お菓子のレシピ…絵本でも目にしたことはあった名前達。でも実際詳しくは知らなかった。
「聞いた事あるのか?おめーよく知ってるな…俺なんか、どっちも知らなかったぜ…。」
「まぁね!伊達にお菓子の勉強してないわよ!!」
口には出せないけど、目の前にいる誰かの為に勉強している成果。
そう思いながら、胸を張って答えた。
しかしそんなあたしに乱馬からの耳打ち。
「張っても胸ねーぞ。」
ごきゅっ!!
こ、こいつはっ!!
あたしは怒りに任せて、近くにあったフライパンで殴った。
「お…おめー俺を殺す気かっ!!」
「何よっ!あんたが変な事言うからでしょ!!このスケベっ!!」
「だっ誰がスケベだっ!本当の事言っただけじゃねーか!」
「あんたって…」
-シューーッ!!-
喧嘩が最高潮を迎えようとした時、お湯が沸いた。何てタイミング。
まるで喧嘩を止めてくれたみたいだった。いい加減仲良くしろって……。
「さ、さっきは腹に…」
「今度はやかんに止められたね。」
あたし達は顔を見合わせると、ふっと笑った。
「そ、そうだ…おめぇ、眠れなくて降りて来たんだろ?」
「え?う、うん…ちょっとね。何か飲もうと思って…。」
"心配してたから眠れなかった。"
そう思っていたけれど、本音は言えない。ううん、言わない。
「眠れるか判らねぇけど……一緒に飲んでみようぜ。」
「え?一緒に良いの?」
「ったりめーだろっ。ほらカップ2つ出せよ。」
「うんっ。」
そう言ってカップを取り出そうと、食器棚の方へ向くと、そこに映る自分の顔に気が付いた。
自分で言うのも何だけど…幸せいっぱいと言わんばかりの笑みを浮かべていている。
さっきから、怒ったり、幸せになったり…とコロコロ変わるあたしの表情。乱馬の一言が自分でも驚くほどに効いている事に気付く。
「何笑ってんだ?」
「ううん。別にっ。」
「あ?ヘンなヤツ。」
一緒に飲もう…その言葉がどんなに嬉しかったか乱馬は気付いていない。
あたしはカップを2つ取り出すと、乱馬から貰った小袋の封を開けた。中にはティバッグが3つ入っている。そのティバッグを空気に晒すと、ふわっと甘い香が広がった。カップにティバッグを入れ、お湯を注げば更に甘さは広がる。
「いい香ね。」
「でも、何か甘そうだな。」
「修行疲れの体には良いんじゃないの?」
「……おめぇそれ糖分取ればって事だろ。」
「そ、そうだっけ?ま、いいじゃない。はい。」
あたしは自分の勘違いを、照れ隠す様に、クランベリーティーの入ったカップを渡した。
あたしと乱馬は居間のテーブルについた。
乱馬と向かい合わせに座って飲む、クランベリーティー。
このテーブルでは、いつも隣同士だから、ふと顔を上げると乱馬と目が合う状況が、何か新鮮な…くすぐったい気持ちだった。
「おいしい!」
「あぁ、結構うめーな。」
自然を味わおうと、砂糖もミルクも入れずに飲んだクランベリーティ。
甘い香りのイメージとは少し違った、甘酸っぱい爽やかな味わい。体も心も暖まる様な感じだった。
心も…久しぶりに会った乱馬と、一緒に飲んでるせいもあるのかもしれないけど。
寝る前とはうって変わっての幸せな時間。
でも1つ気になっている事があった。誰から貰ったのかという事。
ピンク色のこんなカワイイ袋に入った紅茶なんて、女の人が持ってそうだもの…。
「ねぇ…修行先で出会ったって…どうして貰ったの?」
あたしは気になって仕方なかったので、思い切って聞いてみた。
「あ?いや、成り行きで少しの間、力仕事手伝う事になってよ、お礼させろって言われて…」
「お礼?」
「そ。フルーツのジャムや、ジュースを置いてる店で仕事したんだけどよ…そこのダンナが…あ、その人が店長だったんだけど、そのお礼にどれでも持って帰れっつーから、荷物にならねーこれを貰った訳。」
「そう。遅かったのって、そのせいだったの…。」
「ん…まーな。結局5日も仕事したからなぁ…ん?何だ?もしかして心配してたのかぁ?」
細かい事情は判らないけど、入手先は男の人。
それが判り、ほっと胸を撫で下ろしていると、からかい口撃が来た。
図星だけど「そうよ。」等と言えないあたしは、誤魔化す様に言葉を続ける。
「そんな訳ないでしょ?いつもの事なのに。ま、たまには良い事するのね。」
「なにおうっ?俺はいつでも良い事してるじゃねーかっ。」
「どーだか?」
あたしがそう言って笑うと、乱馬が面白くなさそうな顔して、お茶を飲みほしていた。
あたしが何故そんな事聞いたのか、全く気付いていない乱馬。理由を知れば、またからかわれる。
そんな態度を取る限り、あたしは本当の気持ちなんて言えないだろうな…そう思いながらカップを2つ持つと立ち上がった。
2杯目を入れて、再び向かい合うあたし達。
静かに流れる、乱馬と2人だけの時間。いつもと違って誰かに邪魔される事はなかった。
ふと思う。…こんな事滅多に…ううん、全く無い。
「…初めてよね、あたし達がこうして2人でお茶飲するのって。」
「そうだな。いつも周りがうるさいから、静かに茶、飲む事なんてねーな。」
「お茶する時、いつも皆集まってるし、こんな風に乱馬と2人で飲んでるのもし誰か見たら…」
「……だな。」
あたしと乱馬は、顔を見合わせると、苦笑いをした。
こうして2人でお茶してみたい…そんな気持ちが前からあったんだけど、周りの目は常に光っているから、意地っ張りなあたしには、誘うという行為は至難の業だった。
一緒にパフェを食べた事はあるけど、それは例外。あたしとお茶するって言うより、パフェしか見えてないもの、乱馬は。
だからこの甘い香でいっぱいの、2人だけの特別な空間…そんな雰囲気があたしは嬉しい。
そんな風に思っていた。とその時
「………で、でもこういうのも…いいよな。」
乱馬は口に含んでいたお茶を飲み干しそう言った。
「えっ?な、何て?」
乱馬の思いがけない言葉に、あたしは聞き間違えたのかと思った。
「何って…静かに2人で茶飲むのもいいなって……。」
語尾は小さくなっていったけど、今度ははっきり聞こえた。
もしかして…同じ気持ちになってくれてるのかな…この淡い期待が、今感じていた思いをすんなり口にさせた。
「じゃー…また一緒にお茶してくれる?」
「えっ!?」
あたしの素直な誘いが意外だったのか、カップを口から離し、驚いた表情をする乱馬。
「な、何よ…その顔…イヤ?」
「ち、違う。…べ、別にイヤな訳じゃないっ。でも、普段は絶対無理だと思うぜ。」
「………やっぱりそうよね…面白がられるよね…。」
折角素直な気持ちになったのに、家族に障害される想い。
この時ばかりは家族を恨まずにはいられなかった。
それにしてもそんなにさらっと、無理だと否定するなんて…"いいな"って言ったのに。
そんな事モヤモヤ考えていると、
「でもよ……普段は無理だけど…その…また、俺が帰ってくる夜なら出来るんじゃねぇ?今日みたいな夜なら…。」
「えっ!?」
「…お、おめーこそなんだよその顔……。」
今度は逆に言われた言葉。
乱馬がそんな提案してくれるとは思ってもみなかったから、あたしは思わず目を見開いていたのだ。
そして耳まで真っ赤になりながらも言ってくれた事に気付くと、自然と笑みがこぼれた。
「ね、ねぇ…じゃ、ちゃんと連絡入れてよ。帰る日に。今回みたいに、予定日過ぎても連絡ないなんてヤだからねっ。」
「お、おうっ。そうだな。いつ帰るか判らなきゃ出来ねーし…」
そこまで言って、乱馬は黙ってあたしをじっと見ると、
「……ヤだからって…やっぱ心配してたのか?」
そう言って、楽しそうに笑った。
「え?も、もう…うるさいっ!」
あたしはその口撃から逃げる様に立ち上がると、3杯目を入れようとした。
「まだ飲むのか?」
「いいでしょっ別に!」
飲み続けられれば、まだ2人の時間は続くと思って、薄くてもいい…あたしは色が出つくすまで飲もうとした。
「ったく…出るなら、俺も入れて欲しくて聞いたんだけど?」
そう言うと乱馬はカップを持って来た。
結局3杯ずつ飲んで、お互いの部屋に戻ったあたし達。
乱馬から貰った、残り2つのクランベリーのティバッグは、誰かに使われない様にと、あたしが部屋に持ち帰った。
小さな約束が嬉しくて、つい眺めてしまうティバッグの入った小袋。ふと裏に目をやると、そこには
-花言葉……心痛のなぐさみ-
と書いてあった。
「心痛の…なぐさみ。かぁ……。」
乱馬がもたらしてくれた、このクランベリーティは、まるで花言葉が効いた様に、眠る前の掻き乱された心をなぐさめ、幸せな心に変えた。
乱馬のいない間の辛さは、このクランベリーティが、一緒に乱馬の帰りを待ち、なぐさめてくれる。
そして帰って来た日には、乱馬自身がなぐさめてくれるのかもしれない。
ついさっき一緒に飲んだ、クランベリーティが口の中いっぱいに広がっている。
あたしはティバッグを大事にしまいこむと、乱馬を想い静かに瞳を閉じた。
「おかえり、乱馬。」
「ただいま、あかね。おっ、もう用意万端だな。」
「うん。」
あたしと乱馬は、居間のテーブルにつくと、向かい合ってクランベリーティを飲み始めた。
「それにしても何度目だろうな…こうしてこれ飲むの。」
「そんなの数え切れないよ。」
あの時交わした小さな約束は、乱馬が修行から帰る度、こうして変わらず繰り返されていた。
あの時と変わったと言えば…
「子供達は?」
「"一緒に飲みたいから、お父さん待ってる!"って頑張ってたけど、もうぐっすりよ。」
あたし達が結婚した事。修行の帰りを一緒に待つ子供達がいる事。
当時のあたしは、あの約束はティバッグ2つ分しか保障されていないと思っていた。
だけど、クランベリーティでの時間を過ごす回数を重ねるにつれて、素直になっていった想い。
自分で買ったり、乱馬が買ってくれたり…それを繰り返し、乱馬と想いを通じ合え幸せに暮らしている今も、昔と変わらない約束がある。
「何笑ってんだ?」
「ううん。別に。」
「あ?ヘンなヤツ。」
あたしは昔の事を思い懐かみ、笑っていた。
「まぁそんな笑いの時は、大方昔の事でも思い出してんだろ?」
乱馬はそう言うと、昔と変わらない悪戯っぽい瞳で笑う。
「良く判ったわね。そう…この約束をした頃を思い出してたの。2人だったなぁ…って。」
「そうか。ま、たまにはあかねと2人でこうするのもいいな。」
「…それ最初の約束の時も言ってたわよ。」
「えっ!?あの時そんな大それた事言えたのか?俺……。」
「それに近い事言ってくれたわよ。それにしてもあたし達、あの時意地っ張りだったわよね。」
そう言うと、あたしと乱馬は笑いあった。
「ねぇ乱馬…。」
「ん?」
「好き。」
「な、何だよ突然っ?」
「急に言いたくなったの。ねぇ乱馬は?」
「んなもん…好きに決まってるだろ。」
「ふふっ嬉しい…。」
あたし達は微笑み合うと、吸い寄せられるように、テーブルを挟んでキスを交わした。
甘い香が広がるあたし達の空間。
誰にも邪魔されない、大切なあたし達の空間。
昔みたいに3杯ずつ飲むと、あたし達は寝室に戻った。幸せな気持ちをいっぱいにして…。
あたしの隣には優しく微笑む乱馬がいる。
寝室へ戻っても、甘い香はまだ残っている。
あたしは、昔と変わらない…ううん昔以上の乱馬への想いを込めると、乱馬の背中に手を廻し、瞳を閉じた。
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